還暦レポート(9・10月)
秋季第5戦

還暦コメッツ秋季第6戦が10月28日郷土の森野球場で行われました。
対戦チームは、府中レインボー。春季5部にて猛暑に近い中、3時間弱の死闘を演じた対戦相手。投手は、そのときのエース。長身からクイックでタイミングをずらしながらも、スピードボールと切れのあるスライダーを出し入れする好投手です。
対するコメッツは、 先発予定の葛谷が腰痛で登板を回避。宍戸は休みで、久保田が急遽先発することになりました。
試合前に石井公監督より、耐久作戦(臨機応変?)(笑)。と、久保田君は明日の日曜日コメッツで先発するので、4回まで投球。それまでにワンサイドに!最低4点差!とまた、相手の1番打者の走力を警戒するようにと幾つか指示が出ました。
しかし試合は、予想通り投手戦となりました。苦笑
コメッツは、走力のある1番打者を警戒していましたが、その府中Rの1番打者を死球で出塁させてしまいました。すかさず2盗、3盗ときめられ、三振をはさみツーアウトとしたものの、4番バッターに三遊間をやぶられるタイムリーヒットで1点を失いました。
対する、東京コメッツは、2番大山がセンター前ヒット。こちらも2、3盗塁をきめました。大山は、3番久保田の投手ゴロからファースト送球間にうまくホームへ走塁し、こちらも走力で同点としました。
その後府中Rも4回までノーヒット。コメッツも山田のテキサス二塁打のみに抑えられていましたが、4回裏大山四球と盗塁の後、久保田のライトへのフライを後逸。エラーとなり、その間に大山がホームイン。貴重な1点が入りました。
4回を終って1点差の僅差の試合となりました。石井公監督は、先発久保田に続投の指示。
その後両投手がノーヒットにおさえ、結局そのまま。7回、1-2で還暦コメッツが1点差の試合を勝利しました。府中Rの投手は被安打3。久保田は被安打1でした。試合時間2時間を切るみごたえのある投手戦でした。
試合中に、石井監督は興奮のあまり何度もベンチをとびだし、選手を励ましていました。が、選手からは少し失笑もあり、その点はとても和やかでした。
これで、3部昇格に王手がかかりました。次の試合に勝利すると3部昇格が確定します。
さて、どうなりますかあ~。お楽しみに~。笑笑

秋季第4戦

令和5年10月21日、還暦コメッツの秋季第四戦が調布E球場にて行われました。
秋季4部開幕3連勝のコメッツは、その勢いを生かしでさらに連勝を伸ばしたいところです。試合前に石井公監督からの指示で、先発予想の軟投派の左投手を想定し、左のトスバッティングをし、試合に臨みました。
ところが、先発は右のスリークウォーターの速球派投手。あれれ、予想がはずれてしまいました。その右投手は、これまでに対戦経験がないほどの球速とスライダーのキレ、コントロールともに抜群!むむむ~。
コメッツは初回三者凡退に終ったものの、先発は宍戸。この日も持ち前の速球と変化球のコンビネーションがよく、こちらも三者凡退でスタート。投手戦の予感がしました。
2回の表の先頭須藤はきれいな三遊間ヒットで出塁。盗塁とパスボールでノーアウト3塁。好投手から先制のチャンス。次打者葛谷はショートゴロ。ランナー動けず。ワンアウト後、宍戸のサードゴロ。ファーストへ送球時にサードランナー須藤がスタート。ファーストアウトで本塁へ送球。。。おしくもタッチアウト。ダブルプレーとなり、コメッツ先制とはなりませんでした。
試合が動いたのは2回裏。調布クラブはツーアウト後バッターワンバンを振り三振。振り逃げでファーストへ打者が走り出し、捕手は余裕でファーストへ送球。なんとこれがファーストの頭をはるかに越える暴投となり、ランナー一塁へ。投手の一塁けん制が悪送球となりランナーがセカンドへ。次打者四球。ツーアウト1・2塁。次の打者のライトフライがポテンヒットとなりコメッツ不運。これをライトが後逸。すぐに拾ってファーストに送球。打者はセカンドを回り、サードへ進塁中。それをみたコメッツのファーストはサードへ送球。コメッツサードは手で×のサインを出しましたが、その送球がそれてレフトを転々。バッターランナーもホームインしてワンヒットで3点をとられてしまいました。相手投手を考えると、守備が乱れてしまった、とても痛い失点でした。
還暦コメッツは、その後3回から5回まで久保田の1安打のみ。投手宍戸は、丁寧な投球とコーナーを突くみごとな制球でその後4回に1点を失いましたが、6回までで散発2安打のみ。好投。しかし0対4。
7回最終回に入る前に、石井監督から今日の敗因は俺だ!というコメントがあり、まだ最終回があるじゃないっすか~と佐藤令さんに苦笑されるほど、敗色ムードがただよいます。
しかし最終回代打の田村が痛烈なセンター前ヒットで出塁。ワンアウト後、1番大山がサード内野安打で出塁。初回以来、久しぶりにベンチが盛り上がりました。ツーアウト2・3塁となり、なんとか一矢を報いたいコメッツは、最後に執念で久保田が1・2塁間ヒットで2点を返しましたが、続く須藤はサードゴロでゲームセットとなりました。
守備の中継プレーが乱れで失点しましたが、両チーム守備が安定し、テンポの良いすばらしい投手戦となりました。
コメッツは三遊間の守備がよかった。それからツキが無かったよ~、なにより投手の宍戸君は明日のコメッツがあるのに3安打完投。素晴らしかった!と石井監督から試合後、コメントがありました。
還暦コメッツは3勝1敗となり、次戦がひとつの山となりそうです。
還暦コメッツ秋の第五戦もお楽しみに。

秋季第3戦

秋の気持ちよい晴れた空の下、三鷹大沢野球場にて目黒クラブとの秋季第3戦が行われました。目黒クラブは、昨年の春季まで2部に所属していたチーム。コメッツの現状の力を計れる良い相手です。試合前、石井公明監督より、捕手が強肩であることと、投手のコントロール、ボールの切れの2つが注意点としてあげられました。
先行の還暦コメッツは、2番柴田のセンターの横を抜けるランニングホームランで1点先制。
先発葛谷は、持ち前の早いストレートと今日はスピードを抑えた変化球のコントロールがよく、緩急がつき、4回まで無得点。また、三振も多くナイスピッピングでした。
早く投手葛谷を援護したい還暦コメッツは、3回ツーアウトから大山がライトへのヒットと強肩捕手からぎりぎりの2盗に成功。隙を突き3盗を試みると、捕手のサードへの悪送球となり大山はホームイン。走塁2点目がはいりました。ここで終らず、2番柴田がセンター前ヒット。3番久保田は、1打席目ピッチャーゴロと引っ掛けた打撃を修正。外側の変化球にうまくバットが出てライトへの飛球となり、外野をボールが深々ところがるツーランホームランとなりました。4-0。
目黒の投手は、スピードとスライダーのコンビネーションとコントロールがよく、まったく崩れる気配がありません。4点リードという余裕は、還暦コメッツベンチにはありませんでした。その雰囲気のまま5回裏目黒の攻撃は、ここまで好調の投手葛谷を四球と盗塁と内野安打で1アウト1・3塁とし、6番で投手の打者にレフトに強いあたりをとばされました。レフト佐藤令ジャンプも届かず。ボールは、外野を転々と転がっていきスリーランホームランとなりました。4-3、1点差。緊迫したゲームとなりました。
6回表。この回先頭の3番久保田は、ライナーのライト前ヒット。その後2盗成功のあと4番須藤のサードゴロがエラーとなり、ノーアウト1・2塁と得点のチャンス。ここで石井監督が動きました。次打者宍戸へ送りバントを耳打ち。初球バントが見事に投手とファーストの間の内野安打となり、ノーアウト満塁とチャンスが広がりました。
ここで6番山田。ストレートを振りぬくと右中間のタイムリー2点ツーベースが飛び出しました。続く佐藤令は、持ち前の勝負強い打撃でセンターへ連続2点タイムリーツーベース。この回4点目。ラストバッター川嶋が死球と盗塁。1番にかえって大山が2本目のライト前ヒットで佐藤令と川嶋がかえり2点追加。久保田のライト前タイムリーも加わりこの回7点がはいりました。
最終回は目黒は変わった投手宍戸からランナーを出し、ワイルドピッチで1点をいれましたが、反撃はそこまで。6回11-4でコールド。還暦コメッツは勝利しました。
最終回に7点が入りましたが、それまで緊迫した投手戦となり緊張感のあるとても良い試合でした。
石井監督より本日のポイントは、宍戸の送りバントと山田の貴重な2ベース。そして葛谷のピッチングであると総括がありました。
還暦コメッツは、秋季3連勝となりました。めざせ3部。3勝しているチームが2つあり、次回がとても大事な一戦となります。

秋季第2戦

還暦コメッツ秋の第2戦が、調布E野球場にて行われました。
韓流スターのコンサートで飛田給の駅前から味の素スタジアムにかけて、大勢の若者の人の波にのりながら、バットを刺したリュックを背負った還暦おじさんは、E球場を目指しました。
対戦チームは荒川リバーサイド。去年還暦野球に参戦し2季無敗。今春に対戦し還暦コメッツは敗戦しています。その後全勝し4部に駆け上がった、今、もっともフレッシュで勢いのあるチームです。4部での再戦となり、還暦コメッツとしてはリベンジしたいところ。石井監督よりあせらず1つずつのアウトを捕るようにと指示が出ました。
 還暦コメッツは、初回先頭の大山がセンターへの二塁打で出塁すると、すかさす3盗成功。2番柴田の犠牲フライで1点。3番久保田のショートへの内野安打、盗塁の後、須藤のセンター前ヒットと葛谷の痛烈なセンターへのヒットで計2点を先制しました。
対する荒川Rは、その裏、二塁打をふくむ3連打で2点を返し同点としました。先発久保田の立ち上がりを攻め効率よく得点しました。
2回表還暦コメッツはツーアウトからラストバッター川嶋が四球をもぎとり、2盗し、1番大山のセンターへのタイムリーヒットで1点をいれ、勝ち越しました。
2回裏の荒川は先頭バッターがおっつけてセンター前ヒット。サードゴロの間に2進すると3盗成功。その後、四球を選び、2番打者がセンター前ヒットで同点に。なおもワンアウト1、3塁。逆転のチャンス。ここで投手久保田は、サードランナーとコーチャーのしぐさに反応し、次の投球時にサードけん制でスクイズをはずす事に成功。本塁との挟殺プレーでサード川嶋がサードランナーにタッチアウト。還暦コメッツは、何とか同点で食い止めました。
3回の表、振り出しに戻ってしまった還暦コメッツは、この回先頭の久保田のまたもショート内野安打と盗塁、 葛谷の2本目のセンター前タイムリーヒットと相手のエラー、ワイルドピッチ等で3点をいれました。
4回の表、還暦コメッツは川嶋のレフト前ヒットの後、2盗、3盗を決め、久保田この日3本目の投手強襲内野安打で1点追加し、徐々に差を広げていきました。
追いすがる荒川Rは、4回裏ラストバッターの技ありライト前ヒットワイルドピッチでワンアウト2塁。そこで久保田はセカンド田村との呼吸ぴったりのセカンドターンけん制が決まり、反撃を絶ちました。2つのけん制アウトがおおきく試合を左右しました。
立ち直った久保田は5回、6回と相手打線を3者凡退にし、8対3で最終回へ。
7回表の還暦コメッツは、4番須藤の内野安打と相手エラーとゴロの間にサードへ。この日3打席凡退だった佐藤令は、ストレートを振りぬくと鋭いサードライナー性のゴロとなり、相手のグラブをはじき打点をあげました。
7回裏、荒川Rは、ツーアウト2、3塁とねばりを見せましたが、最終打者は三振。ゲームセットとなりました。
けん制でのアウト、また走力では還暦コメッツ盗塁13、荒川R盗塁2。守備と走塁の差も勝敗を分けた要員の1つでした。
終始チームを鼓舞し続けた石井監督は、審判から自制を促されもしましたが(苦笑)、残暑厳しい午後の試合の選手及びチーム全体を盛り上げていました。ご苦労様でした。

秋季第1戦


還暦コメッツ2023年秋のリーグ戦が9月2日土曜日、三鷹大沢野球場で始まりました。初戦の相手は、リーグ登録ナンバー1、最古参のチームで「さざんか」。ベンチ入りメンバーはこの日23人。人数で圧倒されましたが、打順表示係り等役割がしっかり分担され、規律もしっかりしているベテランチームで好印象でした。
試合は、初回一番大山のライト3塁打と内野ゴロで1点を先制。しかしその裏先発葛谷は、持ち前の速球で押しましたが、四球や難しいゴロ等不運もあり3点を入れられ逆転されます。3回表黒岩の四球、盗塁と内野ゴロで三進し、またも一番大山がライトへのタイムリーヒットで1点差に。しかしながらその3回裏、四球と渋い安打などでランナーをためられた後、サードゴロをファーストへ悪送球しこの回2点が入ってしまいました。2-5。相手投手はコントロールとテンポが良く、ストレートとカーブのコンネーションが持ち味。なかなか崩れる気配がありません。また、セカンドのサインプレーもあり、二度けん制で刺されました。普段から練習されていると思われます。
4回3点を追うコメッツは、宍戸のタイムリー3塁打と山田の犠牲フライで2点を入れ、1点差まで追い上げます。
還暦リーグは時間制ではなく7回完結です。残暑きびしく、照りつける太陽の下、体力勝負の面も出てきました。
4回から宍戸が登板。制球、スピード十分で早めに追い込む投球。この守備のリズムを攻撃につなげたいところ。
5回の表は、ツーアウトを簡単にとられたあと、10番ラストバッター川嶋歩のレフトオーバーの2塁打。すかさず3盗を決め、ワイルドピッチの間にホームイン。一人で1点をもぎ取りました。激走。同点となりました。
肝心の5回裏は、宍戸が三振2個でぴしゃりと締めました。
6回の表。この回先頭の2番柴田は、センターへの2塁打。怪我の足をひきずりながらのこれも激走。次打者3番久保田は、ライトへの意識が的中し、外角のストレートを振りぬくとライナーでライト足元を抜け、ボールが転々外野奥深くに到達するランニングホームラン。ついに勝ち越しとなりました。
その後は、宍戸が粘る相手打線を抑え、最終回は3アウトすべて自分で処理し、さすがの投球!還暦コメッツが秋季初戦を逆転勝利しました。
石井監督の終始メンバーを鼓舞する様は、猛暑で体力が消耗し集中力が切れそうな試合中に活力源となりました。